10月18日(水)に、所内研修を行いました。
講師は、日頃なにかとお世話になっている有吉裕子さん。「アドラー心理学」についてお話ししてくださいました。内容は以前の続編で、今回のテーマは
「①しからない、②ほめない、③勇気づける」
褒める、って一見良いように思えますが・・・
褒めるとは一種の褒美で、「私の目から見てすばらしいので褒めてあげますよ」と他人から見た評価(点数付け)、とのこと。
例えば、子どもがテストで70点を取った時。「すごいね、天才だね!」と本人の気持ちを抜きにして点数だけを評価した場合、点数に不満足だった子は「本当は100点取りたかったのに!」と不満になったり、点数に満足だった子も「こんなもんで喜んでくれるんだ~」と次への活力にならない場合が多い。
そのため、アドラー心理学では「ほめる」ことを否定していて、
代わりに「勇気づけ」をしましょう、というのがアドラー心理学!
勇気づけのポイントは、上下関係はなくお互いな対等なヨコの関係で、その人がどう思っているかが一番大切、ということ。
先ほどの例でいえば、子どもがテストで70点を取ってきた時・・・
「(表情を見て、嬉しそうなら)嬉しそうだね、思っていたよりも点数が取れたの?(子どもが答えたら)頑張って勉強していたもんね!あなたが嬉しそうで嬉しいよ!」
「(表情を見て、悲しそうなら)残念そうだね。(子どもが答えたら)努力していたのにね・・・こんな時悔しいよね。」など、本人の気持ちを大切にします。
勇気づけをすることで、その人は自分の内面に目を向け、自分の意思で努力をしたり人のために貢献したり考えたりするようになる!!
とのことでした。
その後は身近な例で、「こんな時どう勇気づける?」と考えるワークを実施。褒めるではなく勇気づける、を意識して言葉かけを考える良い機会になりました。
また、勇気づけは周りの人だけでなく自分にもできるとのこと。
自分にも勇気づけながら、今回学んだことを日々のレッスンにも活かしていきたいと思います。有吉さん、貴重なお話をありがとうございました!
あーちゃん