【所内研修】スクールソーシャルワーカーのお仕事

12月20日(水)に、所内研修を行いました。

講師は、レジスポでもサポートスタッフとして力になってくれている根川弘樹さん(ひーろー)。実は沖縄県教育庁 島尻教育事務所所属のスクールソーシャルワーカーで、学校で子ども達の支援をされている方なんです。

テーマは、「スクールソーシャルワーカーのお仕事」について。

スクールソーシャルワーカーは「生徒の主体性を尊重し、生徒自らが問題解決していけるように側面的に援助する」ことを目的とし、それぞれ地区ごとで活動しているとのこと。実際に学校に出向き、問題を抱える児童生徒がおかれた環境への働きかけや、関係機関等との連携調整等を行っているようです。

 

今回は、「不登校」「貧困」について、実際の事例をふまえてお話してくれました。特に印象的だったのは、子ども達が抱える問題は単体ではなく、絡み合っている場合が多いとのお話。

不登校の子も、実は学校以外の場所に問題を抱えていたり本人の思いを伝えられる大人がいなかったりするために学校に行けなくなってしまう場合もあるとのことでした。その中で、どのように家庭や子ども達と関係を築き、本音を引き出していくか、そしてどのように環境を整えていくか…それらの難しさ・大切さをお話してくださいました。

 

最後に、根川さんから…「地域で療育支援ができないかな?」

児童館や公民館、そして学校など地域に既にある社会資源を上手に活用し、地域で子ども達を支援できたら…という力強いメッセージを残してくれました。

そして耳より情報!南風原町では、平成28年5月から事業として「子ども元気ROOM」を実施。幅広い範囲で支援を必要とする子ども達を受け入れ、支援をしているそうです。また他の市町村でも似たような事業を展開しているとのこと。こういった情報がどんどん広がって、多くの方が活用していけたらと思います!

根川さん、貴重なお話をありがとうございました★

あーちゃん

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